そして僕は途方に暮れる
今年に入って、地元新聞でごくたまに文章を書いている。具体的には囲碁の観戦記。大会の中のある対局(ひらたく言うと試合)のレポート、という感じだ。
それとは別の新聞で、自戦解説を書くことになった。観戦記との違いは、文字の通り。他人の試合を観て書くのが観戦記、自分の試合について書くのが自戦解説。後者の方が楽そうな感じを受ける人もいるかもしれないが、これが案外難しい。
今回、自戦解説は勝った方が書く。ということは少なくとも相手側に何らかのミスや間違いがあることになるが、だからといってそればかりを書くわけにもいかず、でも自分の反省点ばかりを書くと文章と結果が矛盾してしまう。このバランスをとるのが難しい。
ただでさえ難しいのに、今回はさらに厄介な要素が加わる。何と、書くのは約1年前の対局。今さらそんなこと言われても、という気持ちもあるが、きちんと記録が残っているので、時間が経過したから書けない、ということはない。後日解説を書くために、中学生か高校生が勉強を兼ねて記録を残してくれたのに、そのこと自体を忘れていた。失礼な話だと思うが、全然思い出せない。
そして、渡された記録を見たところ、とにかく対局の内容が地味。これをどうやって文章にすればいいのか、全く浮かんでこない。記事にするために打っているわけではないので仕方ない面もあるが、今回の文章は僕の真価が問われるかもしれない。
…というほど大げさなことではないのが、せめてもの救い。
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