新PCでの新変換
職場のパソコンが新しくなった。これでwin98からやっとXPになった。メーカーも変わったし、以前とは違ってノートではないので、キーの配置もぜんぜん違う。まだ慣れない。テンキーがあるのについそのことを忘れてしまう。
旧PCからデータは移行されたけれど、それ以外は新しい状態。日本語変換も白紙の状態から始まる。自分以外の人が使うことを想定して単語登録やカスタマイズはしていない。でも、過去に変換した長い単語は最初の数文字を入れると推測で変換候補になってくれる。「と」で変換して「東京都港区赤坂五丁目」が候補に出るようなものだ。
この過去からの蓄積がPC入れ替えでそっくりなくなってしまったのは痛い。一度入れれば覚えてくれるとはいうものの、固有名詞で普通には変換されないもの、漢字パレットから探してくる必要があるものなど、その「一度」が面倒なものもある。以前に書いたようにどうしても単文節で区切って変換してしまう癖がある僕にとっては、複文節を心がけるいいきっかけになるかもしれないが。
以前から使っていた言葉をつい習慣で最初の1文字「あ」で変換しようとしたところ、このPCになってから自分で入力したことがない言葉がたくさん並んでいる。あれ? と思ってその候補の詳細を見ると「ありがとうございます」「あけましておめでとうございます」など、よく使われる言葉が予め出てくるようになっていた。ちょっとびっくり。他の文字で似たようなことをすると、該当する文字で始まることわざがいくつも出てくる。いつからこんな仕組みになっているのだろう。全く知らなかった。
ただ、どうやら意味までは出てこないようだ。誤用しないように意味を辞書で調べるのであれば、変換だけではあまり効果がないかもしれない。「情けは人のためならず」はこの種の話題では有名選手だが、「ためならず」が「ためにならない」とは異なるという古文的感覚があれば、そもそもの勘違いは起きなかったと思う。今では「ためにならない」も解釈の一つになりつつあるのかもしれないが。
追伸:もちろん、新PCになった一番の変化は性能が格段に上がったこと。でもこれはすぐに慣れて当たり前だと思ってしまうところが少し怖い。
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