今年もこの日がやってきた
将棋界の一番長い日。将棋の順位戦のA級最終日。森内名人への挑戦権争い、B1への降級は誰になるのか、大詰めの日。BSでの中継も定着してきた。
10人の総当りで戦う。トップの者が名人とのタイトルマッチを行う。同星の場合はプレーオフがある。一方、下位2名は無条件でB1に落ちてしまう。降級に関しては同星でもプレーオフはない。前期の成績によって決まる登録順位の上下がそのまま今期の上下になる。
今期は、最終日の5局全てが挑戦権か降級かどちらかに関係するという、大激戦となった。
BSでの中継は何回かに分けて放送された。夜の時間帯で結果が出ていたのはわずか1局。この時点ですでに対局開始から12時間以上経っていた。その2時間後、日付が変わってからの放送中に、最後の1局が終わった。羽生四冠が7勝2敗で単独首位となり、挑戦権を獲得。一方、残留争いの2人目は4勝5敗で5人が並んだ結果、深浦八段が順位の関係で降級となってしまった。ほぼ五分の勝敗でありながら残留できない、勝負の厳しさを改めて思う。
忙しくて、じっくりと楽しむことはできなかったけれど、早くも来年のこの日が待ち遠しい。
追伸:高橋和女流二段が引退。お疲れ様でした。ただ、引き続き女流棋士であるということなので、今後もご活躍を期待。
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コメント
まだ若いのに・・・でもなぁ、リーグに残る以上勝ちに行かなくちゃいけないんだもんね。勝ちに行くことってつらいですもんね。(自分はそれがしんどくてアマチュアのくせに碁をやめてしまったようなものですが)それ以外の道が残る「引退」ってのは悪くないなぁと思います。
投稿: ぶん | 2005.03.06 19:27
「勝負」ということでコメントしようと思ったけれどなかなかうまく書けず…
高橋和さんの今後の活躍に期待しましょう。
投稿: ひざがわり | 2005.03.07 21:45