<10代のあの頃:3>ある選手宣誓
囲碁の団体戦の多くは、3対3、5対5などの形で、1対1の試合が同時進行で行われる。5対5の対戦であれば3人以上勝ったチームの勝利となる。
大学1年の時の囲碁の団体戦、補欠の僕は副キャプテンの選手宣誓を聞いていた。あの言葉は今でもはっきりと憶えている。
「チームの勝利を信じ、しかし、味方をあてにせず」
団体戦をこれほど短く的確に表現した言葉を他に知らない。
ふとこれを思い出したのは、先日、地元で有志たちがスタッフをしたコンサートの、一人一人に求められた姿勢と重なるところがあると思ったから。コンサートの成功を信じて進む、でも仲間をあてにしない。この気持ちがあったからこそ、成功に結び付けられたのだと思う。
追伸:当時の副キャプテンだった先輩に先日お会いして聞いてみたところ、この言葉を言ったことを全く憶えていないとのことだった。
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コメント
>「チームの勝利を信じ、しかし、味方をあてにせず」
これ覚えてます。
会社員になってもたびたび思い出します。
投稿: ぶん | 2005.06.19 22:45
一瞬、会場に笑いが起こりました。
シンプルゆえ、後に残る言葉だな、と思っています。
投稿: ひざがわり | 2005.06.22 21:35