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囲碁と時間の話(5)

 (4)の続き。

 秒読みにはいろいろな種類がある。そのうち2つほどを紹介させていただく。

 1つは、考慮時間制。持ち時間を使い切って後は秒読み、という方式だと、中盤や終盤になると秒読みに入り、それ以降は考える時間が短くなってしまう。一方、持ち時間がたくさんある序盤は必ずしも長時間が必要ではない。このギャップを埋める方式の1つだ。
 いろいろなパターンがあるが例を挙げると、最初から1手30秒以内の秒読み、ただし好きなところで1分単位で10回分の考慮時間が与えられる。自分にとって必要なタイミングで考慮時間を使うことができる。1分を10回に分けてもいいし、10分を1回で使い切ってもいい。この例でもわかるように、プロの対局ではテレビ棋戦等の比較的短時間で勝敗を決する場合に用いられる。

 もう1つは、最後の10分が1分単位になっているもの。プロのタイトル戦等長時間の対局で見られる。
 何時間もある持ち時間が残り10分になるとその旨が係から告げられる。以後は、1分未満で打てば残り10分の状態をキープできる。1分使うと残り9分、次の1分も同様に1分未満であればキープ、1分を使うと8分、以下同様である。残り10分以降は、1分になるかどうか、係がその都度秒読みを行う。
 ただし、最後の1分を使い切ってしまうと負けなので、50秒を超えると「1、2、3、…」と読んでいく。「10」と言われてしまうとアウトである。最後の1分以外は、「50秒」の後も1秒単位では発声せず、「58秒」のしばらく後で1分が使われたという形式になる。最後の1分かどうか、残り10秒の読み方で区別できるということだ。

 他にも競技によっていろいろなパターンがあるが、デジタル対局時計【ザ・名人戦 II】の商品説明に譲ることとする。

追伸:次回は、時間とは直接関係ないが「封じ手」について。

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