5位(その2)
(その1)の続き。
1日3局のこの大会は、1局終わるとすぐに昼食になる。この会場での大会の昼食は、仕出し弁当のことが多いが、この日に限って稲荷寿司と巻き寿司のセット。僕が子供の頃はこれが定番だった。ずいぶん懐かしく感じるが、子供の頃同様にあまり食べられなかった。
2回戦は、夏の大会で負けた相手と当たった。だからといって特別に意識はしない。誰と当たっても相手が強いのは同じ。そんな意識があったせいか、黒番を引き当てた僕はめったに打たない作戦に出る。碁盤全体を細分化せず、大きいもの対大きいものでの勝負。打ち慣れていない分、直感を頼りに打ち進める。予め打っておいた手が後で活用できたので、途中まではまずまず、互角の展開だったと思う。
その後、ちょっと不用意な手を打ってしまい、やや相手のペースになるが、まだ粘る余地は十分ある。決定打を与えず、我慢を続けて、唯一の狙いに手を付ける。相手が受け方を深く考えなかったところを衝いて、事件を引き起こした。コウと呼ばれる、その後はどっちに転ぶかわからない形。一定のポイントを稼ぎ、形勢不明の状態に持ち込んだ。
そこからさらにポイントを稼ぐべく、さらなる侵略を試みた。
…ここが勝敗の分かれ目となった。侵略には2通りあり、どちらでも大丈夫だと思っていた。それならより深く侵略できる方がいいと思った。ところが、僕が選んだ手は結果的に侵略になっていなかった。完全な勘違い、思い込み。そこの形が完全に決まるまで、全然気付いていなかった。侵略ばかり考えていて、自らの弱点に気付いていなかった。
勝負に「たら・れば」はないし、2通りのうち正しい選択をしても、計算上は勝っていたかどうかわからない。ただ、ここで間違えた後はチャンスはなかった。
追伸:それでも、夏の敗戦に比べてはるかに内容の濃い試合だった。
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コメント
お疲れさまでした。フィギュアのグランプリファイナルみたいなものでしょうか?ひざがわりさんは団体戦のイメージが強いので、個人戦での活躍をきくとうれしいです。
投稿: bun | 2005.12.18 21:14
確かにそうですね、今年に限っては、GPファイナルに例えるとわかりやすいですね。普段は「有馬記念みたいな大会」と説明することが多いです。
とはいえ、8人ですから、活躍というほどでは…
投稿: ひざがわり | 2005.12.22 00:14