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年末のある夜、地下食にて

 毎度おなじみの職場の地下食堂。いつものように、夕食を食べに行く。小皿は自分で取るが、定食のセット(ごはん、味噌汁、主菜)はカウンターに並べられるので、一品ずつ手に取り、トレーに置く。ランチタイムは客が並んでいるのでどんどん置かれるが、夕食時は注文に応じてその客のために置く形になる。

 いつものように味噌汁を取った時だった。

 考え事をしていたのか、注意力散漫だったのか。トレーを外して、味噌汁はどばーっとズボンの右足へ。やっちまった。太ももの辺りから足先まで全体にかかってしまった。
 もう半分パニックで、味噌汁をこぼした床を片付けようとする僕に、先にズボンを拭くようにときれいなふきんを渡される。「下はいいですよ」と、床は他のスタッフが掃除してくれた。ズボンを拭き終わる頃に新しい味噌汁を渡される。「こぼしてしまったので、これはいいです」「いやいや、いいですよ」というやり取りの後、テーブルに着く。とにかく申し訳なく、ものすごく悲しい。何やっているんだか。そのことばかりが頭から離れない。そのせいだろうか、おかずの最後の一口を食べる直前まで、

ごはんを取り忘れている

ということに気付かなかった。ごはん党失格。後でそのことがわかり、取り忘れた僕が悪いのに、スタッフの方からは謝られてしまうし。今年度の残業生活、この地下食があればこそ乗り切れたというのに。

追伸:年内の最終営業日には、食べに行くがてら「お世話になりました」と挨拶をしたのは内緒、ではなく当然である。

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