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見えているのに気付いていない

 新年度になって半月が過ぎ、電車の中で、地下食で、外で、久々にお会いするあるいは顔を見る方が多い。経験年数が長くなってきたことや、本社にいること、僕の席が通路から丸見えであること、といった理由が重なって、例年よりもいろいろな方と挨拶をしているような気がする。その一方で、相手の方の存在に気づかないことも増えたような気がする。実際に、今朝も電車の中で先方が会釈してくれたのに、たぶん目線はそちらの方向を向いていたのにわかっておらず、後になって「あーっ!」と思い出して、あわててメールを打った。

「ごめんなさい、今思い出しました。決して無視したわけではないので…」

 メールを打った時点では、おわび95%、人違いあるいは自分の勘違いを疑う可能性5%。でも、5%はそんなに簡単に当たらない。幸いにも、普通にメールが返ってきてよかった。

 全体数が増えたからこのようなケースも増えたのか、自分に余裕がなくなっているからなのか、それとも他の理由か。

追伸:今日に限っては、土曜日辺りから体調が悪かった影響があるかもしれないけれど。

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