<10代のあの頃:16>あるバトン
ネット上でリレーされて回ってきた話題のことをバトンと言うけれど、ここではネットは関係なく、バトンそのものの話。
僕は運動神経がないのでいわゆるリレーの選手になったことはない。ただ、中学の体育祭にあった「どの種目にも出ない人に出場資格があるリレー」に出たことはある。こんな種目でも、クラス対抗の得点加算対象だったと思う。
短距離も長距離も跳躍も投てきも、全てにおいて選ばれない人だから、それ相応の人ばかり出てくる。選手の走力もばらばらで、見る方にとっては面白いかもしれない。1人目で差が付いても2人目での逆転が十分あり得る。この運動神経で400メートルトラックでリレーを走ったことがあるというのは珍しいかもしれない。
このリレーが1人何メートルだったか、思い出せない。でも、当然ながらバトンリレーはあった。走力がない分、バトンリレーの練習はまじめにした。だからはっきり憶えている。右手を後ろに伸ばして、バトンを受け取ったら左手に持ち替えて走った。右手で受け取ってすぐ左手に、という止まった状態での練習を何度も繰り返した。
それを急に思い出したのは、ハンディカムのCMを見たから。リレーでバトンを受け取ろうと後ろを見ている男の子がアップになっているが、他の子も含めて左手で受け取ろうとしている。あれ? 逆? 左回りは共通だと思うけれど。
カメラのポジションに合わせて、ということではないよね?
追伸:これとは別に全員リレーという種目もあったような気がするけれど、バトンの記憶はない。なぜ?
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