ラジオ(前編)
仕事でラジオに出演した。といっても話したのはほんの数分。インタビュアーの方との一問一答形式で少し説明をしただけ。放送日の数日前に収録をした。
実は同じ番組に6年前にも出演した。顔が放送コードに引っかかるということでラジオの回数が多い。でも、お世辞にも聞きやすい声ではないのだが。
今回と6年前とは立場も状況も違う。6年前は、あらかじめ伝えられていたいくつかのお題に対して自由に話すことが求められていた。やはり数分程度だったので、内容を頭の中に適当に入れておいて、原稿を特に作らずに話した。内容も話し方も、自分なりにまずまずの出来だった。
今回は、きちんと説明しなければならないことが多かった。ただし時間制限があるのでうまくまとめなければならない。用意された台本は長過ぎるので、編集で短くなることはわかっていたが、少しでもいいから短くしようと工夫しながら話をした。
今回はかなり不本意な出来。原因は2つあった。
一つは台本があったこと。その通りに読むのも難しいが、中途半端に台本に引っ張られてしまい、活字が目に入るとうまくまとめるための言葉が出てこない。多分、かなり目が泳いでいたと思う。
もう一つは、立ち位置ならぬ座り位置。テーブルに向かって正面に座る僕に対して左斜め前からマイクが向けられる。そちらを向くと原稿が正面に来ない。体と顔の向き、視点、これがばらばらになるとどうもうまくいかない。前回の時は原稿がなく、向かい合わせで座ったので問題はなかった。
気持ちも含めていろいろな意味で準備不足だったのかもしれない。
とにかくこんなに下手だったっけ。落ち込みながら職場に戻った。
続く。
追伸:ショックのあまり、通勤定期を職場に置き忘れて帰り、切符を買って帰ったのは内緒である。
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