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自治体のお金の使い方2題

 福島・矢祭町:新設図書館の本、寄贈呼び掛けという記事。「きそう」ネタだから取り上げたわけではない。
 少し前の記事だが、状況はどうなっているだろう。案外、あっさりと冊数的にはクリアしてしまうのではないか、でもどんな本を贈ったらいいのだろう、この話題で名前が取り上げられる宣伝効果は、といろいろなことを考えた。
 せっかくなので、役に立てるような本があれば僕も協力しようと思う。でも、贈るだけでなく、いつの日か矢祭町を、その図書館を訪れることまで考えた上で。

 そしてもう1つ、日本のスイッチ:あなたに問いたいことがあるの(6)。「財政破たんの夕張市、市民にも責任が」 の問いに、「あると思う41%/むしろ被害者58%」という結果。
 自由参加のアンケートなので、数字をそのまま受け取っても仕方がない。それを割り引いても、「ある」の比率が僕の想像よりは高い。もちろん、「ある」に投票した人が、自分が住む土地で同じことが起きた場合に同様の投票ができるかどうか、これは別の話。
 それより気になったのは、ミニ解説に「責任者は投票で選ばれている…」と書かれていること。責任者とは市長のことだと思われ、確かにその部分で市長や市職員に責任はあるのだが、

「議会は何をしていたんですか?」

 その延長線上で、市民は何を基準に議員を選んでいたんですか? と続く。
 テレビでよく放送される、公部門の無駄遣いを指摘する番組。もちろん指摘は結構なことだが、議会の責任に触れずじまいで終わる。番組制作側が、議会で予算が審議されるということを知らないのであれば仕方ないことだが。誰か教えてあげればいいのにね。

 寄り道はともかく、議会が関わるのは破たんだけに限った話ではない。当たり前のことだけれどあえて書いておく。

追伸:その後、このような報道が。

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