打ち初め

 1月2日に碁石を握ったのは何年ぶりだろうか。学生時代に一度か二度あるような気がするけれど定かではない。
 初対面の方2名との対局。それぞれ向5子局(相手が黒石を5個置いてから始めるハンデ戦)。初対面ゆえ、どのくらいのハンデが妥当なのか迷ったけれど、実際に打ってみてそれほどおかしなハンデではなかったとわかり、一安心。

追伸:年明けに「初」が付く特別なことをすること自体が久しぶりだ。

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職場の近くの寿司屋の店主

 この暑い中、ランチタイムに外に出るのは非常にしんどい。いや、そうでなくても昼休みは地下食に行くことがほとんどだ。中食も外食もほとんどない。
 職場の近くのとある寿司屋。もう何年も行っていない。夜は一度も行ったことがないはずで、ランチが確か900円くらい。でっかい味噌汁が付いて、デザートには果物が何種類か出てくる、やや変わったお店。店主のおじさんのキャラクターが明るく、人懐っこい。行ったことの有無はともかく、名前を出せば多くの人が知っている、そんな感じだ。
 食べに行ったことがあるとはいえ、下手すると店内よりも道で会った回数のほうが多いのでは、と思う程度の回数。それなのに、この店主は僕の名前を憶えていて、囲碁の記事で小さく名前が出ているのも見逃さない。何だか不思議。正直なところ、店主からの妙に親しげな挨拶には戸惑うことも多い。

 もちろん、憶えていただくということのありがたさは否定しない。でも、店主の面白さを素直に受け取れないのも事実。これは疲れの表れ?

追伸:僕の周囲でも、準優勝ネタはそろそろ終結している。

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ああ直感は合っていた

 一昨日の記事を書いた後、寝ながら頭の中で決勝戦の対局を再現する。ああでもない、こうでもない、といろいろ図を描いているうちに、思わず「あっ!」と声を出しそうになった。

>>相手の狙いを「こんな無茶な方法、あるわけない」と思った僕。相手の判断はその真逆。

 僕は最初の判断を誤って負けてしまった、そう思っていたが、違った。判断は合っていたのに、それを実現させる手段を間違えたのだった。何をおいても負けたことには変わりないけれど、でもなぜあの手に気付かないかなあ。

追伸:周囲の反応は「惜しかったねえ!」という感じ。僕の意識に近かったのでありがたかった。僕が家にいない時に、頭も体も衰えつつある高齢の親戚から久々に電話があり、記事を読んだとのこと。少しはリハビリ的な意味で役立ったかな。

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準優勝

 小学校1~2年の頃はほぼ毎日日記を書いて担任の先生に見せていた。クラス全体でそのような習慣があったわけでもないけれど、なぜか続けていた。だから、その日記に書いたという記憶によって、その2年間に起きたことだという憶え方をしているできごともある。
 何が元ネタでそうなったのかわからないが、僕が2位関係の話を日記に書いたのだろう、先生からの返事にこう書いてあった。

「1位と2位は一つしか違わないけれど、優勝と準優勝は大きく違うね」

 20年以上前の言葉を、このような形で思い出すことになるとは。

 囲碁の県大会、トーナメントの決勝。勝てば優勝で全国大会出場という試合。去年は1回戦で、その前年にも2回戦で、さらに去年の別の大会でも負けている、連敗中の相手。でも、決勝進出自体が久々のチャンス。ああそれなのに。

 通常、百数十手くらいは進む囲碁の対局。でも、数十手でつぶれてしまった。相手の狙いを「こんな無茶な方法、あるわけない」と思った僕。相手の判断はその真逆。柔道で言えば開始15秒程度での一本負け。
 ただ、前に書いた「思い込み注意報」とは内容が違う。ちょっと注意すればわかることが思い込みによって見えなくなってしまうのが「思い込み注意報」。それに対して今日の判断の誤りはそもそもが違っていた。でも、観戦していた方も僕と同じように考えていて、結果にびっくりしていたようだった。

 対局が終わって閉会式、そして帰宅。でも、2時間以上経っているのに食欲がそれほどなく、手も若干震えている。何とか夕食はいつもどおり食べたつもりだけれど、風呂に入るときに体重を量ったら昨日に比べて0.7キロの減。ペア碁(囲碁のミックスダブルス)で負けてパートナーが泣き出した時以来の落ち込み方かもしれない。
 優勝を逃したとはいえ、立派な成績じゃないか、と言ってくれた人もいた。閉会式直後、たまたま別件で電話で話した、囲碁と全然関係のない方にもそのように言われた。「優勝できなければ2位でも8位でも変わらない」という思いはあるが、やはり2位は他の順位とは違う。いい意味でも悪い意味でも。最後に決勝戦を負けて終わる。どの大会でも誰かが経験していることだが、今回は消化するのに時間がかかりそうだ。
 どの対局もいつになくドキドキしていて、半目勝ちだったり時間切れ勝ちだったり、ぎりぎりの勝負。囲碁部での時間が僕にとって全てだった学生時代を思い出すような対局内容。まだ気持ちが落ち着かないが、明日から仕事に追われる毎日が待っていることは、かえってありがたいことかもしれない。

追伸:明日の新聞を見て声をかけてくださる方がいるかもしれない。僕の気持ちとのギャップが大きそうだ。

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囲碁美術館

 こちらの記事にもあるように、山梨県北杜市(ほくとし)長坂町に囲碁美術館がオープンした。合併前の町の議場だった場所にさまざまな展示、もちろん「ヒカルの碁」もある。プロ棋士の梅沢由香里先生のブログでもこの記事で触れていただいている。
 当日は式典以外にもプロの先生の指導碁があり、大盛況だった。中でも梅沢先生は6面打ちで、子供が5人、そして残る1人は北杜市長だった。入場料だけでなく、この対局室も無料。美術館を訪れた者同士がその場で一局、ということもありそうだ。

追伸:梅沢先生は東京都出身だが、この話題を伝えた地方局のテレビ番組が「甲府市出身」と紹介していたのは内緒である。

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中身は顔に出る?(後編)

 昨日の記事の続き。フォントの関係で碁盤が崩れているのはご容赦いただきたい。

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|+++++++++●★++++++|
|++++●++○○●○●+++++|
|++○+●○++●○++○●●●+|
|++++●+++●○+++●○○+|
|+○+++++++++++●●○+|
|++++++++++++++○○+|
|+++++++++++++++●+|
|+++++++++++++++○+|
|++・+++++・+++++・++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|++○++++++++++++++|
|+++++++●+○+○+●+●+|
|++○+●+++・+++++・++|
|+++○●++●+○++○+●++|
|+++++++++++++++++|
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 黒番の僕が、★に打ったところ。ここから相手はほぼノータイム。もちろん僕もノータイムだが、それは必然手が続いたからに過ぎない。以下、白1からの手順を示す。

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|+++++++++●●++++++|
|++++●++○○●○●+++++|
|++○+●○++●○++○●●●+|
|++++●542●○+++●○○+|
|+○+++++31++++●●○+|
|++++++++++++++○○+|
|+++++++++++++++●+|
|+++++++++++++++○+|
|++・+++++・+++++・++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|++○++++++++++++++|
|+++++++●+○+○+●+●+|
|++○+●+++・+++++・++|
|+++○●++●+○++○+●++|
|+++++++++++++++++|
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 白3でまさかと思い、白5でその予想が当たっていることを知る。当然、この後はこうなった。

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|+++++1112++●●++++++|
|++++●910○○●○●+++++|
|++○+●○8+●○++○●●●+|
|++++●○●●●○+++●○○+|
|+○+++67○○++++●●○+|
|++++++++++++++○○+|
|+++++++++++++++●+|
|+++++++++++++++○+|
|++・+++++・+++++・++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|++○++++++++++++++|
|+++++++●+○+○+●+●+|
|++○+●+++・+++++・++|
|+++○●++●+○++○+●++|
|+++++++++++++++++|
・-----------------・

 さらに数手進んだ後には、こうなっていた。ある意味、この「さらに数手」が一番すごいかもしれない。

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|+++++○●++●●++++++|
|++++●○●○○●○●+++++|
|++○+●○●+●○++○●●●+|
|++++●○●●●○+++●○○+|
|+○++○●○○○++++●●○+|
|++++○●++++++++○○+|
|++++○●+++++++++●+|
|+++++●+++++++++○+|
|++・+++++・+++++・++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|+++++++++++++++++|
|++○++++++++++++++|
|+++++++●+○+○+●+●+|
|++○+●+++・+++++・++|
|+++○●++●+○++○+●++|
|+++++++++++++++++|
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 およそあり得ない形。最終的には、右辺の黒1子を逃げ出し、右上から上辺の白を全部取って終わり。
 この対戦相手とは1部リーグで何回も当たっている。僕だけでなく他チームの主なキャプテンも負けているのを見たことがない。この方の勝率は2割もないのでは、と思う。それでも3人1組の団体戦で毎年1/4が陥落するルールの中で1部リーグに留まっているのは、残り2人の安定感に他ならない。
 悲しいのは、この対戦相手の方が、上記の形をひどいとも思わず、負けたのは運が悪かった程度にしか思っていないこと。もっとも、団体戦なのでとにかく勝てばこちらとしてはそれでいいのだが。

追伸:大差であっても、この内容ではいい表情になるはずもない。

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中身は顔に出る?(前編)

 僕が参加した囲碁の団体戦の記事が、主催した新聞に載っていた。その中の写真に僕の姿が。
 新聞に出るために参加しているわけではない。ただ、新聞を見て声をかけていただくこともあるので、記事には目を通すようにしている。
 囲碁を打っている時の僕は、自分で言うのも変だが、いい表情をしているはず。それなのに、その写真の僕は、それはそれはひどい表情だった。遠目からの横顔なのがせめてもの救い。
 写真から対戦相手と撮られたタイミングがほぼわかったことによって、なぜこんな表情なのか、判明した。対局内容が、盤上が、とんでもない状態で、生き生きとした表情で打つような中身ではなかったから。中身は顔に出る。

 以下、囲碁をご存じの方限定の記事になってしまい申し訳ないが、どのような進行だったか、明日の記事で見ていただきたい。

追伸:あらかじめお断りしておくが、これは最も上位のリーグ戦の、キャプテン同士の対局である。

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みじん!

 外を歩いていた時に、後ろから「みじん!」と呼ぶような声がした。僕の周囲にはほとんど人がいなかったが、心当たりもないので振り向かずに歩く。もう一度「みじん!」の声。そして3回目の「みじん!」の時に気付いた。この声は以前の職場でお世話になった先輩で、「みじん!」は「名人!」が早口になったものだった。僕の趣味が囲碁ということで、以前からそう呼んでくれる。

「すみません、気付かなくて」
「だめだよ~、(名人という呼び方は)自分のことだって常に思ってなくちゃ」

 自分が上手だとか強いとか、そう思える日は来ないと思うし、先輩から言われたような気持ちを持つこともないと思う。でも、このように呼びかけられるような認識を持っていただいているのはありがたい。

追伸:こんな時に限って、仕事と重なって大きな大会の1つに出場できないというのは内緒である。

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今月の予定

 気が付くと、土日がほとんど囲碁関係の用事で埋まっている。仕事が暇になったわけでもないのに、大丈夫だろうか。
 今までのペースで、土日分を平日に振り分けて計算すると、帰りは22時では済まなくなる。せめて、夜10時から日本の試合がある日は、間に合うように帰りたい。

追伸:もちろん、囲碁の用事が増えたこと自体はいいことだ。

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生の感想はうれしい

 囲碁の記事を新聞に載せるようになって3年目。囲碁とは関係のない友達や仕事上の先輩にも徐々に広まっているようで、先輩のご家族の方からお手紙をいただいてしまった。僕が書いた記事についての感想だった。非常にうれしい。好意的に読んでいただいている中で、囲碁の対局内容そのものよりも大会の雰囲気や対局者の人となりや様子をもっと読みたい、という内容だった。

 ずばり、おっしゃる通り。

 僕も、理想は同じ方向。ただ、現実はなかなか難しい。
 一番大変なのは、僕が記録する対局はおおむね進行が早いということ。15分程度で終わってしまうこともある。そうなると、対局の棋譜を付けるだけで精一杯で、それ以外のメモをとるのも難しい。逆に、じっくりとした進行となるような大会は、僕も選手として参加していることが多い。
 また、進行が早い場合には、腕を組んだり、深呼吸したり、という動きも必然的に少なくなり、描写が難しくなる。あるいは、すぐ近くで棋譜をとられること自体に慣れていないために緊張してしまう方も多い。対局が終わっても和やかな会話にはならず、書く材料が増えないこともある。

 もっとも、いろいろな読者がいて、勉強のために読んでいる方もいらっしゃるかもしれない。できるだけ多くの方に楽しんでいただければ、と思う。

追伸:対局者と読者、両方へのバランスを取るのも難しいところ。

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